「いのち」について子どもたち自身に考えてもらうために

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『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』刊行しました。

 最近、「いのち」が軽視されていると感じられるできごとが目につきます。時代が激しく変化し、多様化したライフスタイルの中、その変容に「生き方」の指針が追いついていないように感じます。
 それに加えて、子どもたちの成長過程において遊びや生活を通じて様々な実体験をするという場も少しずつ失われていき、「いのち」の大切さを実感する機会が減っていることも心配です。

 聖路加国際大学准教授の菊田文夫さんは、同大学名誉学長である日野原重明さんとともに、全国各地の小学校で「いのちの授業」を実施し、「いのち」や「生き方」、「平和」などについて子どもたちが真剣に考える機会を提供しています。

 そうした経験をもとにまとめられたのが、3月3日に発売された『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』です。
 本書は、「楽しく生きる」「いのちの使い方」「仲間とともに生きる」「決め方の工夫」「けんかの流儀」「自然から学べること」など11のテーマで、みらいを生きる子どもたちに是非とも考えて欲しいことが示されています。
 本書執筆にあたっての思いについて菊田先生は以下のようにおっしゃっています。

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いま、私たちは、いつでもどこにいても欲しいと思った品物やサービスを簡単に手に入れることができます。しかし、私たち一人ひとりが幸福感に満たされた人生を歩んでいるとはとても思えないのです。それはなぜでしょうか。私たちは、経済活動を高めることによって、幸せな生きかたを手にできると信じ込み、すべての人びとにとって暮らしやすい社会をつくるための政治や、この世に生を受けた意味、自らの生きかたについて問い続ける哲学を軽んじているような気がしてなりません。
 それでは、生まれてくることができて本当によかった、と私たちが思えるような世の中をつくりあげていくためには、どうすればよいのでしょうか。未来を生きる子どもたちに、その答えを見つけてもらいたいと強く願って、私はこの本を書きあげました。社会の間違っているところを正して、平和な世界を築いていくために、素直で正義感あふれる子どもたちの力が必要だと思うのです。
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 みらいを生きる子どもたちはもちろんのこと、子どもたちと関わる大人の皆さんにも、ぜひとも読んでいただきたい1冊です。


『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』
(書籍の購入はショップ.学研から)

2016年6月

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