カテゴリー: 道徳
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漫画家の水木しげるさんご逝去の報を知り、残念な思いでいっぱいです。

学研では、小学校用『みんなのどうとく3年』に、「鬼太郎をかいたゲゲさん」というタイトルで、水木しげるさんの生涯について掲載させていただいています。
「のんのんばあ」から妖怪の話を聞いて妖怪の世界に入っていったこと、第二次世界大戦中、ラバウルで負傷し左腕を失ったこと、43歳でようやく漫画家として成功できたことなどを紹介していますが、何よりも、子どもの頃から絵をかくことが大好きで、「大好きな絵の仕事で成功するんだ」という気持ちをもち続けられたことがすばらしいと思います。
平成22年度版に初めて掲載をお願いしたとき、道徳の本に載ることをとても喜ばれ、「水木しげる記念館」に本を展示したいので5冊送って欲しいと言ってくださったことが忘れられません。

きっと今頃は、大好きな妖怪たちと楽しく過ごしておられることと思います。
心より哀悼の意を表します。
カテゴリー: 道徳

 文部科学省のホームページに、新しい学習指導要領が公開されました。
「学校教育法施行規則の一部を改正する省令、道徳に係る小学校、中学校、特別支援学校小学部・中学部学習指導要領の一部を改正する告示及び移行措置に係る告示」が公表されたものです。

 →「一部改正学習指導要領等(平成27年3月)」はこちら


 先に公開された「学校教育法施行規則の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメント(意見公募手続)の実施」で示されたものから、大きな変更はありません。
 この結果、現在の「視点1~4」から、名称と順番が変わることが決まりました。
 A 主として自分自身に関すること
 B 主として人との関わりに関すること
 C 主として集団や社会との関わりに関すること
 D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
 現在の「視点3」と「視点4」の順番が入れ替わることになります。
 また、それぞれの価値項目に、「キーワード」がつけられることも正式決定となりました。

 新しく設定された内容項目は、以下のとおりです。
(小学校低学年)
 A[個性の伸長]C[公正、公平、社会正義]
 C[国際理解、国際親善]
(小学校中学年)
 B[相互理解、寛容]C[公正、公平、社会正義]
 C[国際理解、国際親善]
(小学校高学年)
 A[真理の探究]D[よりよく生きる喜び]
(中学校)
 A[真理の探究、創造]

 この他にも、それぞれの項目の内容が改正されています。


「評価」に関しての検討は継続して行われることになりましたが、数値によるものではなく記述による評価が行われることになります。

 教科化の導入は、小学校が平成30年、中学校が平成31年。それ以前に「先行実施」することも認められていますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 学研版の副読本は、教科化の情報をいち早く取り込んでいますので、「先行実施」の取り組みにも最適です。
 例えば、
 ◇多角的・多面的な指導が実践できるよう、指導書に複数指導案を用意
 ◇副読本の指導書(小学校版、中学校版)で『私たちの道徳』の活用案を紹介
 ◇副読本(小学校版、中学校版)を採用していただいた学校に、
  学研版副読本と『私たちの道徳』の併用事例を紹介した冊子を配布
 ◇子どもが自分自身について考えを深めることができるように、
  書き込み欄を充実(中学校版)
 などです。
 学研の小学校道徳副読本『みんなのどうとく』はこちら
 学研の中学校道徳副読本『中学生の道徳 かけがえのないきみだから』はこちら


 また、書籍『やってみよう!新しい道徳授業』でも、『私たちの道徳』の活用事例を紹介していますので、ぜひご活用ください。

カテゴリー: お知らせ , 保健体育 , 道徳

 

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『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』刊行しました。

 最近、「いのち」が軽視されていると感じられるできごとが目につきます。時代が激しく変化し、多様化したライフスタイルの中、その変容に「生き方」の指針が追いついていないように感じます。
 それに加えて、子どもたちの成長過程において遊びや生活を通じて様々な実体験をするという場も少しずつ失われていき、「いのち」の大切さを実感する機会が減っていることも心配です。

 聖路加国際大学准教授の菊田文夫さんは、同大学名誉学長である日野原重明さんとともに、全国各地の小学校で「いのちの授業」を実施し、「いのち」や「生き方」、「平和」などについて子どもたちが真剣に考える機会を提供しています。

 そうした経験をもとにまとめられたのが、3月3日に発売された『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』です。
 本書は、「楽しく生きる」「いのちの使い方」「仲間とともに生きる」「決め方の工夫」「けんかの流儀」「自然から学べること」など11のテーマで、みらいを生きる子どもたちに是非とも考えて欲しいことが示されています。
 本書執筆にあたっての思いについて菊田先生は以下のようにおっしゃっています。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
いま、私たちは、いつでもどこにいても欲しいと思った品物やサービスを簡単に手に入れることができます。しかし、私たち一人ひとりが幸福感に満たされた人生を歩んでいるとはとても思えないのです。それはなぜでしょうか。私たちは、経済活動を高めることによって、幸せな生きかたを手にできると信じ込み、すべての人びとにとって暮らしやすい社会をつくるための政治や、この世に生を受けた意味、自らの生きかたについて問い続ける哲学を軽んじているような気がしてなりません。
 それでは、生まれてくることができて本当によかった、と私たちが思えるような世の中をつくりあげていくためには、どうすればよいのでしょうか。未来を生きる子どもたちに、その答えを見つけてもらいたいと強く願って、私はこの本を書きあげました。社会の間違っているところを正して、平和な世界を築いていくために、素直で正義感あふれる子どもたちの力が必要だと思うのです。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

 みらいを生きる子どもたちはもちろんのこと、子どもたちと関わる大人の皆さんにも、ぜひとも読んでいただきたい1冊です。


『みらいへの教科書~きみと・友だちと・よのなかと~』
(書籍の購入はショップ.学研から)

カテゴリー: お知らせ , 道徳

 文部科学省のホームページに、道徳に関連する新学習指導要領(案)が公開されました。
「学校教育法施行規則の一部を改正する省令案等に関するパブリックコメント(意見公募手続)の実施」の中で、新たに教科になる道徳についての改正案が掲載されています(他教科は道徳に関わって改正しようとする箇所が掲載されています)。
パブリックコメントのページはこちら(電子政府の総合窓口サイト)


「内容」では、現在の「視点1~4」から、名称と順番が変わります。
 A 主として自分自身に関すること
 B 主として人との関わりに関すること
 C 主として集団や社会との関わりに関すること
 D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
 現在の「視点3」と「視点4」の順番が入れ替わることになります。
 また、それぞれの価値項目に、「善悪の判断」、「相互理解、寛容」、「公正、公平」などの「キーワード」がつけられます。学研では現在でも指導書などでキーワードをつけて解説していますが、教科化が導入されてからは文科省による名称を使用していくことになります。
「評価」に関しては、数値によるものではなく記述によるものが望ましいことであることが確認され、引き続き検討が続けられます。

 教科化の導入は、小学校が平成30年4月1日、中学校が平成31年4月1日と示されています。このタイミングで、現在の副読本から教科書へと切り替わることになります。それまでの数年間は、副読本と『私たちの道徳』や各都道府県で作成している教材などを使用することになります。

 学研では、学研版副読本と『私たちの道徳』を併用して使っていただきやすいように、いろいろな書籍や資料を発行していますので、ぜひご利用ください。
(1)書籍『やってみよう!新しい道徳授業』で、『私たちの道徳』の活用事例を紹介
(2)副読本の指導書(小学校版、中学校版)で『私たちの道徳』の活用案を紹介
(3)副読本(小学校版、中学校版)を採用していただいた学校に、学研版副読本と『私たちの道徳』の併用事例を紹介した冊子を配布

 

↓『やってみよう!新しい道徳授業』
 (書籍の購入はショップ.学研から、電子版の購入はブックビヨンドからどうぞ)

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カテゴリー: 道徳


 平成26年度から『心のノート』に代わって『私たちの道徳』が全国の小中学校に配布されていますが、その活用について今でも問い合わせをいただくことがあります。
 『私たちの道徳』は、道徳教育全体をサポートするために作成されたものです。『心のノート』にはなかった読み物資料が新たに加えられたことで、それでけでも道徳の授業を行えるようになりましたが、年間の授業を行うだけの資料が揃っているわけではありません。学習指導要領で明示されている内容項目のすべてをカバーすることは不可能です。
『みんなのどうとく』および『中学生の道徳』では、『私たちの道徳』との併用をお勧めしています。教師用指導案や学校教育ネットでその一例を紹介していますが、『やってみよう!新しい道徳授業』でも、実践例を紹介しています。ぜひご活用ください。

→『やってみよう!新しい道徳授業』のページはこちら。

 なお文科省では『「私たちの道徳」活用のための指導資料』(小学校、中学校)を作成し、ホームページで公開していますので、こちらもご参照ください。
「私たちの道徳」活用のための指導資料(小学校)
「私たちの道徳」活用のための指導資料(中学校)

カテゴリー: 道徳

 スキージャンプの「レジェンド」こと葛西紀明選手が絶好調です。
 幕開けした今シーズンのワールドカップ(W杯)。11月29日の個人第3戦で、シモン・アモン選手(スイス)と優勝を分け合い、自身の持つ「W杯最年長優勝記録」を42歳5か月に更新しました。
 今シーズンは11月28日の個人第2戦で3位、22日の団体第1戦でも2位に入る活躍を見せており、まさにレジェンド健在といったところです。
 葛西選手のジャンプ人生は、苦しみと悲しみの連続でした。貧しい中で苦労して飛び続け、1992年アルベールビルオリンピックに初出場した後も、けが、お母さんの不幸、2度に及ぶ所属企業のスキー部廃部など、次々と困難が襲いました。
 それでも葛西選手はあきらめませんでした。努力が実り、2014年2月のソチオリンピックで、念願の個人戦銀メダルを獲得したのです。
 20歳代で引退する選手が多いジャンプ競技の中で、40歳代でもまだ活躍できるのはなぜでしょうか。
 『中学生の道徳 かけがえのないきみだから 3年』(平成27年度改訂版)では、「オアシス」で葛西選手の半生を紹介しています。ぜひ中学生に読んでいただきたいと思います。

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カテゴリー: 道徳

高倉健さんが亡くなられました。

『中学生の道徳2年』平成27年度新版に、「三度目の号泣」という新資料を掲載しました。高倉健さんの温かでさりげない思いやりが映画の撮影現場を支える、とても素敵なお話です。中学校の先生の、「こういう内容の資料はほとんどないので、ぜひ掲載してほしい!」という熱意から実現した資料です。

副読本にご自身の紹介をさせていただくというお願いにご許可がいただけるものか、正直心配しましたが、事情を説明したところ、すぐにご快諾くださいました。この夏に許諾書に書いてくださった力強いサインに、亡くなられたことがまだ信じられません。
ぜひ多くの方にご覧いただいて、高倉健さんに思いを馳せていただけたら、と思います。

ご冥福をお祈りいたします。


副読本パンフレットに、資料の一部が掲載されています。
p.7(PDFファイル4枚目)下段「三度目の号泣」と書かれた部分
下の画像をクリックするとパンフレットが開きます。

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カテゴリー: お知らせ , 道徳

今日は、道徳に関するお知らせです。

みらいの道徳をつくる会では、道徳の『教科化』に関する質問を募集しています。

先にこのブログでお知らせした『やってみよう!新しい道徳授業』の執筆を担当した先生方が、道徳の教科化について回答をしてくださるようです。

現在、文部科学省の中央教育審議会で道徳の『教科化』についての審査が行われている最中で、正式に決定していないことがほとんどですが、素朴な疑問を感じていたり、困ったと感じていたりする先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

みらいの道徳をつくる会のページへはこちらからどうぞ(外部サイト)

カテゴリー: 道徳

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道徳授業が変わろうとしています。今まさに道徳授業改革が始まろうとしているのです。

『私たちの道徳』が学校に配られ、道徳の教科化が叫ばれている昨今、先生方は落ち着かない気持ちでいるのではないでしょうか。「これからの道徳授業はどうなるのだろう?」と。

学研の道徳編集部では、『みらいの道徳をつくる会』という道徳の研究会をサポートしてきました。

3年余りの活動を経て『みらいの道徳をつくる会』が直面したのが、教科化という大きな問題です。

会に関わっている先生方は、強い課題意識をもっています。

「教科化に向けて不安を感じている全国の先生方のために、我々の力を結集しよう。」と。

そして、『みらいの道徳をつくる会』のメンバーが中心となって、教科化と『私たちの道徳』についてわかりやすく解説した書籍を制作することになりました。

それが『やってみよう!新しい道徳授業』です。

 

編・著者の田沼茂紀先生(國學院大学)の『はじめに』から引用します。

「(道徳授業改革の)背景にあるのは、今日の学校が抱える根深い問題、いじめといった子どもたちの心にかかわる諸課題の抜本的解決です。
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文部科学省から発行されている「心のノート」が改訂され、新たに「私たちの道徳」となって平成26年度から配布されることになりました。
近い将来に実現しそうな道徳の「教科化」をにらんでのことです。

旧「心のノート」との最大の違いは、読み物資料が加わったことです。そのため、すでに「私たちの道徳」を手にされた先生の中には、「この本だけで年間の道徳授業を行えるのでは」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、中身をよく見ればわかるように、「私たちの道徳」だけでは十分とは言えないのです。

  • 「私たちの道徳」は、教育活動全体の中で広く使われるという性格の冊子です。この点は、旧「心のノート」と同じです。
  • 「私たちの道徳」は2学年で1冊(中学校は3学年で1冊)の冊子であり、読み物資料の掲載数は10資料程度です。道徳の時間は年間35時間とされていますから、「私たちの道徳」だけでは資料数が大幅に不足します。
  • 「教科化」の方向では、「私たちの道徳」を主な教材とするのではなく、現在の副読本を教科書として新たに位置付け、主な教材として配布されることが見込まれています。

「教科化」を控える今だからこそ、副読本の活用がいっそう求められていると言えます。
年間で見通しをもって道徳の授業を行うには、これからも道徳用副読本を子どもが持っていることが欠かせません。
「私たちの道徳」と副読本を併用することで、より魅力的な道徳授業が実現できるでしょう。

これからも『みんなのどうとく』および『かけがえのないきみだから―中学生の道徳―』をよろしくお願いいたします。

2016年6月

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