「道徳科」を始めよう!STEP1「道徳科」をアクティブに楽しもう

STEP1

「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)に変わることになりました。

「どこがどう変わるのだろう?」との思いや「道徳科ってどんな授業をすればよいのだろう?」という不安など、さまざまな印象をおもちかもしれません。
平成27年に告示された一部改正学習指導要領では、これまでの授業実践の上に立ちつつ、児童が自分のこれからの生き方について主体的に考え行動するようになる指導を求めています。
教材や指導方法などについては、より柔軟な考え方、しなやかさが求められています。
「道徳の時間」が「特別の教科 道徳」(道徳科)に変わることとなりました。
教材や指導方法などについては、より柔軟な考え方、しなやかさが求められています。


先生方は、児童が生き生きと活動したり真剣に考えたりする場面を見たことがあるでしょう。
しっかりとした指導観をもち、そんな児童の実態を生かすように授業を構想すればよいと考えられます。
実態としては児童の「問題意識」が決め手になります。
関心や好奇心、心に抱える不安や悩み、葛藤などを正面から取り上げることで、道徳科の授業は児童の心に響かせることができます。
活発になる心の働きは、ごく自然に、思考や友達との交流へと向かいます。
「わたしは、こう思うけれど、みんなはどうかな」、「○○さんはこう言ったけど、わたしと違うな」。
活発な考えの交流活動がアクティブな学習の代表的な側面といえるでしょう。「あの子が、あんなことを言うとは驚いた」。そんな新しい発見をする授業は、児童にとっても先生にとっても、ドラマティックで楽しいものです。
さあ、アクティブな授業づくりを楽しんでいきましょう。
教材や指導方法などについては、より柔軟な考え方、しなやかさが求められています。

「道徳科」をアクティブに進めるためのQ&A

  QUESTION ANSWER
1 児童が真剣に取り組むためには、
どうすればよいですか。
生き方に関わる児童の関心がどこにあるのか、日常的に児童と会話して、把握するとよいでしょう。
それが授業の主題にどう結びつくかを考え、そこを軸にして授業を構想します。
関連するキーワード 児童の問題意識 アクティブ・ラーニング
2 児童が追求したくなる主発問は、
どのように設定しますか。
教材の場面に限られた発問内容でなく、「テーマ性をもった大きな」発問を、児童を主体とした形で行います。
児童ならどう考えるか、児童はどう思うか。
児童の意見を多角的に引き出すように投げかけます。
関連するキーワード テーマ発問 多面的・多角的に考える道徳 アクティブ・ラーニング
3 児童の体験は
どう生かせばよいですか。
児童は日常生活や学校生活で非常に多くのことを体験、吸収し、課題を感じています。
その折々に感じたことや考えたことを授業で引き出し、追体験できるような学習活動を実施しましょう。
関連するキーワード 考える道徳 体験的な学習 問題解決的な学習
4 児童に生き方を考えさせるために
どのような工夫が有効ですか。
どんな大人になりたいか、何にあこがれるかなどの児童の思いと、学ぶ道徳的価値が結びつけられるように指導します。
なりたい自分を実現するために道徳的価値が必要だとわかれば、児童自身がよりよい判断を下そうと努力します。
関連するキーワード よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う 体験的な学習
5 複数時間での指導には、
どのような形がありますか。
1教材(1主題)に複数時間かける場合や、特別活動をはじめとする体験的な学習活動と連動して系統性のあるユニット的な複数時間を構成する場合などがあります。
後者では、児童の体験を道徳科でどのように生かすかがカギとなります。
関連するキーワード 多様な教材 多面的・多角的に考える道徳 体験的な学習

「道徳科」をアクティブに学習するには

指導過程より先にまず、児童が日常的に抱えている思いを引き出す方法を考えます。
道徳的価値に関わる「問題意識」を立ち上げるところから、授業は始まります。

指導方法には、当てはめるべき一定の形式があるわけではなく、児童の「問題意識」を生かした学習とするために、
どのように工夫すればよいかを考えましょう。
工夫の観点として、発問の内容や投げかけるタイミング、グループ活動を採り入れるなど、
児童の心が動き、主体的に他者と協働して深く考えやすくなる方向で検討します。
指導過程より先にまず、児童が日常的に抱えている思いを引き出す方法を考えます。
道徳的価値に関わる「問題意識」を立ち上げるところから、授業は始まります。