子どもたちの喜びを第一に考える教師のための教育ジャーナル

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編集後記

なぜプログラミング?

小学校にプログラミング教育を導入。これを聞いたときに感じたのは、「それでなくとも学ぶべきことが消化しきれないほどたくさんあるのに、まだ学ぶことを増やさなければならないのか」という疑問でした。

同じように感じた方も多いのではないでしょうか。ただ、今回ご寄稿くださった佐藤安紀さんにお話をうかがい、その印象が、だいぶ変わりました。

お会いしたのは6月上旬。このときはまだ、文部科学省の生涯学習総括官をされていました。今回の原稿前半にあるように、小学校に導入されるプログラミング教育が、単なるコーディング体験に終始し、目的とする「論理的思考力を身に付けるための学習活動」のない実践になってしまうことを、心配されていました。

原稿の最後の「コンピュータを使わなくても、『問題の解決には必要な手順があることに気付く』学習はできるのである。」という点について、さまざまな事例を交えたお話をお聞きしたことで、パッと視界が広がったように思われました。「これは、深く学ぶための手だて(思考するための道具)を獲得することなのだ」と納得し、今回の原稿依頼に至ったのです。(石)