子どもたちの喜びを第一に考える教師のための教育ジャーナル

明日を担う子どもたちの幸せを第一目標に、教育の今日的課題、教育現場の抱えている課題を現場目線で考え、小学校・中学校での優れた教育実践を紹介し、がんばっている先生方にエールを送る— それが月刊「教育ジャーナル」です。ぜひご購読ください。
B5判・54ページ・定価500円(税抜別)・
毎月1日発売

編集後記

ある学級担任のお話

中学校。10分間の休み時間。ほとんどみんな席に着いているけれど、かしこまって授業開始を待つのとは違う。近くの子と雑談する子、読書をする子。思い思いに過ごす。笑顔も多い。

チャイムが鳴りはじめる。座り直すガタッガタッという椅子の音が重なる。雑談も止まる。チャイムが鳴り終わる頃には、正面の先生のほうを向いて座り、静かに日直の合図を待つ。
「それならこの本に載っているよ」
「この本で検索して論文を探してみて」

始業の挨拶。そして、先生の発問。何人かの手があがる。指名され発言。ほかの子は、発言者のほうに顔を向け、発言内容に耳を傾ける。

4人グループでアクティビティ。静かな教室が一変。わいわいと楽しそうに活動。でもふざけてはいない。

アクティビティに基づいたグループでの話し合い。提示された課題について、おのおのが真剣に考え、話し合う。

落ち着いて、まとまりがあり、切り替えもできる。とてもすてきなクラス。

でも、話し合いを深めるには苦労をしているそう。数人の発言でなんとなく収束。別の意見を書いた子は……「あっ、消しちゃった」。ほかの子の意見に書き換え、「よし」としてしまう。気づいた先生が「みんなと同じでなくていいよ」と声をかけたが……。(石)