子どもたちの喜びを第一に考える教師のための教育ジャーナル

明日を担う子どもたちの幸せを第一目標に、教育の今日的課題、教育現場の抱えている課題を現場目線で考え、小学校・中学校での優れた教育実践を紹介し、がんばっている先生方にエールを送る— それが月刊「教育ジャーナル」です。ぜひご購読ください。
B5判・68ページ・定価400円・毎月1日発売

編集方針は「がんばれ! 公立校!!」

近頃、公立小中学校に対する批判がメディアに出ない日はないような状況です。きっと読者の皆様や、同じ職場で日々頑張っている先生方も、心を痛めていらっしゃるものと思います。 「教育」は誰でもが何かしらの意見や批判ができる分野、誰でもが評論家になれる分野です。それにしても、特に最近、公立学校や教師などを安直に批判する報道が多いように感じます。 それらがすべて誤りだとは思いません。学校も、教員も、教育委員会も、文部科学省も個々の事象について反省すべき点が無いと言えば嘘になるでしょう。でも、悪者探しだけで子どもが幸せになるのでしょうか。

いわゆる2007年問題で教員採用数を増やしている一方で、教育学部を志望する高校生の数が減りそうだ、と言われています。公立校の先生といえば公務員、この不安定な世の中で最も安定した職場であるはずなのに、志望者が減るという事態を、読者の皆様はどう思われますか。 もしこれが事実ならば、若い人たちはいまの学校を魅力のある職場だとは判断していないことになります。本来、先生にとって「いい職場」「働き甲斐のある職場」は、子どもたちの喜び、そして笑顔があふれる学校であるはずです。ところが今、必ずしもそうなっていないと若い人たちは感じているのではないでしょうか。

教育を再生するというねらいで、学識経験者などが話し合いをして提言をまとめました。しかしその内容は、教師ではないわれわれから見ても、いまの子どもの姿、学校の現状を理解した上での提言とは考えにくいものです。

やはり、教育を再生するには、学校現場の先生ががんばらなければいけないのです。

いまや、前例がないとか、面倒だとか、学校だけではできないとか、そんなことを言っているべき状況ではありません。そんな教師には、いますぐ教育現場から退場していただきたい、それが一般市民の感情だと思います。 子どもが変わった、と言う人がいますが、100年前も現在も、生まれた直後の赤子に違いなどないはずです。違いが出るのは生まれた後、つまり子どもが育つ環境、いわば大人の変化が子どもに反映しているのだと思います。大人が変わったから子どもが変わったのです。 小誌は新しい年度を迎えるにあたり、「がんばれ! 公立校!!」を編集方針に掲げることにしました。公立校の優れた実践を紹介し、学校現場のがんばりを正しく伝え、ときに批判すべきは批判する—この姿勢で、小学生の98%、中学生の92%が在籍する公立校にかかわる人々を応援していきます。 公立校にがんばっていただくしかないのです。

ご支援、よろしくお願い申し上げます。

すべては日本の将来を支える子どもたちのために。

「教育ジャーナル」編集部

*教育ジャーナル2007年4月号より転載しました。