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中学校保健体育

掲載日:平成25年5月31日

2年 自然災害による傷害の防止

埼玉県さいたま市中学校

1 単元の目標

(1)

自然災害による傷害の防止について関心をもち,積極的に課題について調べようとしたり,意見を交換したり,発表したりすることができるようにする。

【関心・意欲・態度】

(2)

自然災害による傷害の防止について,資料や事例から自分の課題を見つけたり,自分の生活に当てはめて整理したりすることができるようにする。

【思考・判断】

(3)

自然災害による傷害の防止は災害発生時及び二次災害によっても生じることについて理解し,災害に備えておくことや安全に避難するなどの日常生活に役立つ知識を身につけることができるようにする。

【知識・理解】

2 単元の評価規準

単元の評価規準
学習活動に即した評価規準
健康・安全への関心・意欲・態度 自然災害による傷害の防止について関心をもち,学習活動に意欲的に取り組もうとしている。
①自然災害による傷害の防止について,学習資料や教科書等を見たり,自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組もうとしている。
健康・安全への思考・判断 自然災害による傷害の防止について,課題の解決を目指して,知識を活用した学習活動などにより,科学的に考え,判断し,それらを表している。
①自然災害による傷害の防止について,学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり,関係を見つけたりするなどして,筋道を立ててそれらを説明している。
健康・安全への知識・理解 自然災害による傷害の防止について,課題の解決に役立つ基礎的な事項を理解している。
①自然災害による傷害は,災害発生時だけでなく,二次災害によっても生じることについて言ったり書き出したりしている。
②自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくことや安全に避難することによって防止できることについて言ったり書き出したりしている。

3 指導と評価の計画(2時間)

時間 主な学習活動
評価方法
1
(ねらい)自然災害による傷害の防止について,課題の解決に向けての話し合いや意見交換などの学習活動に意欲的に取り組み,自然災害による傷害は,災害発生時だけでなく,二次災害によっても生じることについて理解することができるようにする。
  1. 過去の災害の映像やその当時の報道を視聴し,災害発生時だけでなく,二次災害によっても生じることについて,教師の説明を聞きながら確かめる。
  2. 自然災害発生時の行動について,発生直後,避難への準備,避難,の3つの局面について考えたことをグループで話し合い発表する。
  3. 本時を振り返り,自然災害による傷害は災害発生時だけでなく,二次災害によっても生じることを知る。

〈関・意・態-①〉(学習活動2)

自然災害による傷害の防止について学習資料や教科書等を見たり自分たちの生活を振り返ったりするなどの学習活動に意欲的に取り組もうとしている状況を【観察】で捉える。

〈知・理-①〉(学習活動3)

自然災害による傷害は,災害発生時だけでなく,二次災害によっても生じることについて言ったり書き出したりしている状況を【学習カード】で捉える。

2
(ねらい)自然災害による傷害の防止について,学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり,関係を見つけたりするなどして,筋道を立ててそれらを説明すること,また,自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくこと,安全に避難することによって防止できることついて理解することができるようにする。
  1. 阪神淡路大震災に関する事例について大切なことを事前・発生時・事後の3つの局面に分類しグループで考え,仲間の発表や教師の説明を聞きながら確かめる。
  2. 東日本大震災に関する事例について,前時までの学習や自分の知識,経験を基に予想したり,実際に小中学生がとった行動から大切なことを考えたりする。
  3. 岩手県釜石市の防災教育について教師の説明を聞き,自然災害による傷害の多くは災害に備えておくこと,安全に避難することによって防止できることを知る。
  4. 本時を振り返り,学習したことを自分たちの生活と比較したり,関係を見つけたりするなどして,今から自分にできる命を守る地震対策について考える。

〈知・理-②〉(学習活動2,3)

自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくことや安全に避難することによって防止できることについて言ったり書き出したりしている状況を【学習カード】で捉える。

〈思・判-①〉(学習活動4)

自然災害による傷害の防止について学習したことを,自分たちの生活や事例などと比較したり,関係を見つけたりするなどして,筋道を立ててそれらを説明している状況を【学習カード】で捉える。

4 本時の指導案(2/2時)

(1)本時の目標

  • 自然災害による傷害の防止について,学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり,関係を見つけたりするなどして,筋道を立ててそれらを説明することができるようにする。
  • 自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくこと,安全に避難することによって防止できることについて言ったり書き出したりすることができるようにする。
時間 学習内容・活動
指導上の留意点及び評価(指導○ 評価◆)
導入
5分

1 前回の学習を振り返り,本時のねらいについて知る。

自らの命を守る対策について考えよう。

○ 身内に被災者がいる場合の配慮を確認させる。

○ 地震では二次災害が被害を大きくすることを確認させる。

展開
35分

2 阪神淡路大震災からの教訓について考える。

発問1 5つの事例から,事前・発生時・事後の3つの局面に分類し,大切なことをまとめてみよう。

(1) グループでの活動。

(2) まとめた内容を発表する。

-指導すべき内容-

・ 緊急時に備えて事前に準備しておくとよいものを知ること

・ 発生時には身の安全を確保すること

○ まとめる際には,「~ことが大切である。」というつながりとなるように行わせる。

○ 長い時間をかけずに,自分が現在持っている知識を基に考えさせる。

◆ 自然災害による傷害の多くは,災害に備えておくことによって防止できることについて言ったり書き出したりしている。

〈知・理-②〉

3 岩手県釜石市の防災教育について知る。

発問2 死者・行方不明者が1000人を超す釜石市で,小中学生2921人(99.8%)は、なぜ助かったのか考えてみよう。

(1) グループでの話し合い活動。

(2) 話し合った内容を発表する。

(3) 資料を基に個人でもう一度考える。

(4) 釜石市の中学生が学んでいた学習内容について知る。

-指導すべき内容-

・ 原則を守り,自発的な行動が多くの命を守ることになったということ

・ 自分の安全を確保した上で,他者にも手を差し伸べていくことが大切であるということ

○ 積極的に話し合い活動を行わせる。

○ まずは予測を含めて意見を出し合い,発表できるようにさせる。

○ 資料から読み取れることについて,個人でまとめさせる。

○ 実際の学習内容について解説し,まとめにつながるよう考えさせる。

◆ 自然災害による傷害の多くは,安全に避難することによって防止できることについて言ったり書き出したりしている。

〈知・理-②〉

まとめ
10分

4 本時のまとめを行う。

(1) 学習カードに自分ができる対策についてまとめを行う。

◎今から自分にできる「命を守る地震対策」について考え,具体的に記入してみよう。

(2) 教師の話を聞く。

過去の災害を教訓とし,日頃からの備えが大切であること。

○ 本時までに学んだことを基に学習カードを記入させる。

◆ 自然災害による傷害の防止について,学習したことを自分たちの生活や事例などと比較したり,関係を見つけたりするなどして,筋道を立ててそれらを説明している。

〈思・判-①〉