気になる子の体育 つまずき解決BOOK  授業で生かせる実例52

本体1,800円+税

監修:阿部利彦(星槎大学 共生科学部)
編著:清水 由(筑波大学附属小学校)
   川上康則(東京都立青山特別支援学校)
   小島哲夫(沖縄県那覇市立城北小学校)

 
 
 
 
授業で生かせる解決アイデア満載!
 すぐに座り込んでしまう、怖くて跳び箱を跳び越せない、水に顔をつけられない、勝敗にこだわりが強すぎる......。
 通常学級の体育で気になる52の場面に、著者が実践している解決プランを厳選紹介。運動ができるようになるためのコツ、教材の工夫、発達障害のある子への配慮など、みんなが満足感を味わえる授業のヒントが満載。

 

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はじめに 「できる」「楽しい」体育授業をより多くの子どもに

序章 苦手やつまずきを解決するために

1章 体つくり運動
 短なわ跳び(あや跳び・交差跳び、二重跳び)......腕を交差させたつもりの子、なわを速く回せない子
 長なわ跳び......長なわ跳びでうまく入れない子
 鬼ごっこ......タッチされると怒る子
 姿勢保持・身体操作......すぐに姿勢が崩れたり、座り込んだりしてしまう子
 力加減の調節......力加減の調節が苦手な子
など、7例

2章 器械運動
 マット運動(後転)......怖がって、勢いよく回れない子
 鉄棒運動(逆上がり)......失敗ばかりして、諦めている子
 鉄棒運動(かかえ込み回り)......痛くて回ることが楽しめない子
 跳び箱運動(開脚跳び①)......怖くて、どうしても跳び越せない子
 跳び箱運動(シンクロ跳び箱)......達成感が少なく、意欲が上がらない子
など、11例

3章 陸上運動
 かけっこ......コースをまっすぐ走れない子
 リレー......足の速さで勝負が決まり、リレーを楽しめていない子
 ハードル走......リズムやタイミングの取り方が苦手な子
 走り幅跳び......両足で踏み切ったり、低く跳んでしまったりする子
 走り高跳び......記録が伸びず、意欲が上がらない子
など、6例

4章 水泳
 水慣れ(顔つけ)......水に顔をつけられない子、目を開けられない子
 水慣れ(浮く)......プールの底から足を離すのが怖い子
 水慣れ(背浮き)......力が入って沈んでしまう子
 クロール(キック)......ばた足がうまくならない子
 平泳ぎ(キック)......キックの感覚がつかめない子
など、9例

5章 ボール運動
 投げる......同じ側の手と足が同時に出てしまう子
 捕る......うまくボールをキャッチできない子
 ゴール型(めちゃサッカー)......ゲームに熱中できていない子
 ネット型(ソフトバレーボール①)......ラリーが続かず、ゲームを楽しめていない子
 ベースボール型(ティーボール)......技術やルールが難しくて、ゲームを楽しめていない子
など、8例

6章 表現運動
 表現①......動きの模倣が苦手な子
 表現②......恥ずかしがる子、動き方がわからず戸惑う子

7章 ソーシャルスキル
 ルール......ルールを守れない子
 人のせい......人のせいにする子
 勝ち負けへのこだわり......勝ち負けにこだわりが強すぎる子
 結果を引きずる......結果をずーっと引きずる子
 自己肯定感......自己肯定感が低い子
など、6例

8章 体力テスト/運動会/応援
 体力テスト......順番を待っていられない子、行い方がわからない子
 運動会......運動会シーズンになると不安が強くなる子
 応援......仲間にきつい言葉をかけてしまう子
おわりに 体育と発達障害 子どもの特性を踏まえて
「気になる子」の苦手やつまずきにはどんなものがありますか。
 先生方にお話を伺うと、発達的な課題のある子だけでなく、障害の有無にかかわらず運動が苦手な子など、子どもに応じてさまざまです。
 この本では、通常学級の体育で、体育に苦手意識をもつ子やちょっとしたつまずきのある子、支援を必要としている子、そんな子どもたちの苦手やつまずきを解消するための、実例に基づいた解決策を豊富に紹介しています。
どんな内容が紹介されていますか?
 体つくり運動から表現運動まで、体育領域を中心に取り上げています。
 また、体育では、仲間とかかわり合いながら学ぶ場面が多く、「ソーシャルスキル」にかかわるトラブルも起こりやすいことから、ソーシャルスキルについても取り上げています。
発達障害がある子への配慮はどんな内容が載っていますか?
 この本で紹介している手立ては、障害の有無にかかわらず、どの子もわかりやすく学びやすくなるように工夫した手立ての紹介を試みています。
 ですが、例えば「運動会シーズンになると不安が強くなる子(p146-147)」で、背景として聴覚過敏(聴覚防衛反応)を取り上げその障害の特性に応じた個別支援の方法を紹介するなど、特別支援教育の視点に基づいた支援の工夫も充実しています。
 
 
 
体育の基本