子どもたちの喜びを第一に考える教師のための教育ジャーナル

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B5判・54ページ・定価500円(税抜別)・
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編集後記

「退屈しない」の問題

たぶん私の通勤時間は、長いほうだと思います。薄い文庫本なら一日で一冊読めるくらいの時間を、毎日電車やバスの中で過ごしています。この時間を有効に使ったらいろいろなことができそうですが、残念ながらそんなことはありません。スマートフォンで、ニュースを読んだり暇つぶしのゲームなどをしているうちに下車駅に到着している状況で、無為に毎日の移動時間を過ごしているなと、少し反省しています。

なぜ突然そんなことを考えたのかというと、ゲーム機やスマートフォンの普及により、子供たちが一人で過ごす時間に「暇を持て余す」「退屈する」ということが少なくなったために、登校を促す際の働きかけ方が変わってきている、難しくなってきているというような新聞記事を目にしたからです。

「先生たちはゲームに負けない授業をしなければならない」といった文章に、子供たちの学びに向かう意欲を高めることが難しい時代の到来を予感させられたのは、20年ほど前でしょうか。

当時からぼんやりとした問題意識はありました。今回の記事で、その輪郭が少し明瞭になったと思っていました。しかし、昨今の「大人の事件」により、偏見を生み出しかねず、扱いが難しくなってしまいましたが……。 (石)