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その場面の基盤となっているもの

ある小学校の公開研究会に参加しました。各学年1学級と特別支援学級の計7つの授業を公開。どの教室でも、子供たちが活発に話し合う様子が見られ、学校全体として、学習基盤を固めることや、話し合う活動の充実に取り組まれていることがよくわかりました。

中でも、特に目を引いたクラスがありました。授業時間の半ばを過ぎた頃にたどり着いた教室。教室前方の出入り口から子供たちの顔を見てびっくり。全員の視線が担任の先生に注がれ、ひと言も聞き逃すまいと聞き入っていることがひと目でわかりました。

その先生は、考えを大きく揺さぶる問いを投げかけ、思考を促していました。きっと私がその教室にたどり着く前も、同様のことが行われ、子供たちは、引き込まれていったのでしょう。

分科会でのお話によると、1週間ほど前から何度か授業展開を頭の中でシミュレートし、思考を促す発問を検討されているそうです。でも最後は状況次第。想定どおりにはいかず、時には全く違ってしまうこともあるようです。

授業準備というと、私などは、つい「物」の準備を考えてしまいますが、多様な場合を想定した、対話や子供の思考のシミュレートも重要な準備なのだと、思いを新たにしました。(石)

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