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せめて不公平だけは

先日、録画しておいた映画を見ました。3年ほど前に劇場公開された、大学生の就活をテーマにした作品です。

共に頑張ってきた仲間たちが内定を勝ち取っていく中、いつになっても内定がもらえない主人公。うまくいかない不安や不満……。苦悩する若者の姿を、応援するような気持ちで見ていると、後半に景色が一変。こちらが共感を持って見つめていたはずの数々の場面で、当の主人公の手元では、仲間たちを貶めるようなネットへの書き込みが、まさに行われていました。

内定がもらえない。会社から認めてもらえない。自分を否定されているような気持ちを何度も味わわされる中で、心が歪まされ、身近な人を貶めることで、なんとか自己を保っていたのです。

大学入学共通テストが揺れています。英語の資格・検定試験の活用は見送ることになりました。さらに、国語、数学における記述問題についても、何か動きがありそうです(本稿執筆時)。

進路の選択。それは、その後の人生を左右します。うまくいかず、先ほどの主人公のようになる人もいるかもしれません。でもせめて、制度の不公平で心を歪ませることだけは無くしたい。それが今回の「揺れ」なのだと、映画を見ながら考えていました。 (石)

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