ICT実践レシピ Vol.2 見本の動画を活用し、気づきを促す学習
（2022年8月25日更新）
ICT実践レシピ Vol.2
見本の動画を活用し、気づきを促す学習
東京都練馬区立豊玉第二中学校 池川健一先生
GIGAスクール構想により児童生徒1人につき1台の端末が配備されたことを受けて、すぐに授業に取り入れられるおすすめのICT活用法をお聞きしました。
学年:2年 分野:体育 領域:器械運動 単元:マット運動
使用端末:Chromebook
使用ソフト:学研教育みらい『ニューワイド学習百科事典』
活用の手順
①3～4人のグループをつくる。
②生徒同士で、動画を撮影し合う。（写真A）
③見本の動画と見比べる。（写真B）
④グループで、違いについて考える。
⑤課題を共有し、練習の仕方を工夫する。
ポイント
①技能を見比べるためには、見本動画と同じ向きから撮影する必要がある。見本動画は常に体育館のスクリーンに流しておき、撮影の向きや技能の確認ができるようにしておく。撮影した技を客観的に確認する。
②またグループで見本動画と見比べ、違いを発見する。グループで確認することで一人では気づかない部分も気づけるようになる。その後の練習では、気づいた部分の練習を中心的に行い、再度撮影し確認をしていく。
③グループで互いの課題を共有することで、練習時の補助の付き方やアドバイスをし合える状況をつくる。互いに話し合った内容やアドバイスは振り返りシートに記入し、次回の授業にもつなげる。