
『マンガでわかる道徳 すぐできる ずっと役立つ 基礎・基本』
【夏休みに道徳を学びたい先生へ】
Web誌上研修「発問の工夫がわかる!」を限定公開!
『マンガでわかる道徳 すぐできる ずっと役立つ 基礎・基本』発売を記念して、
本書の中から「発問の工夫編」をWeb誌上研修として限定公開いたします。
発問づくりの基礎・基本や問い返しの工夫について、マンガと解説で楽しくご紹介します。

【夏休みに道徳を学びたい先生へ】Web誌上研修「発問の工夫がわかる!」を限定公開!
『マンガでわかる道徳 すぐできる ずっと役立つ 基礎・基本』発売を記念して、
本書の中から「発問の工夫編」をWeb誌上研修として限定公開いたします。
発問づくりの基礎・基本や問い返しの工夫について、マンガと解説で楽しくご紹介します。
『マンガでわかる道徳』とは……
道徳の授業がうまくいかず悩んでいる、小学校教師1年目の学(まなぶ)先生。
そんな学先生に道徳について教えるため、雲の上からやってきたとくちゃん。
学先生はとくちゃんと一緒に、道徳の授業改善に取り組み始める……。
発問づくりについて、まずはマンガでポイントをおさえましょう



発問づくりの疑問について、とくちゃんが解説します!
中心発問と基本発問ってどうつくるの?
まずはこれだけ!
教材を分析し、ねらいを設定したら、それを達成できるように組み立てる
発問は子どもが考えを深めるための重要な鍵になるよ。まずはねらいに深く関わる中心的な発問を考え、
次にその中心発問を生かすために前後の発問を考え、全体を一体として捉えるように構成するといいよ。
①中心発問……ねらいに迫ることができ、自分との関わりの中で考えさせ、多様な考えを引き出すもの。
↓
②基本発問……中心発問を考えるために必要なもの。中心発問につながるもの。
↓
③補助発問……各発問を補い、思考や話し合いを深めるもの。揺さぶったり詳しく語らせたりする。
子どもには何を考えるのかを明らかにして、わかりやすい表現で発問することが大事だよ。
子どもの問題意識や疑問などが生み出され、多様な感じ方や考え方が引き出されるような発問になっているかを振り返り、確認してみよう
よい発問とは…
・考える必然性や、切実感のある発問
・自由な思考を促す発問
・物事を多面的・多角的に考えられる発問
・子どもの思考を予想し、それに沿った発問
見直したい発問とは…
・主題とかけ離れ、ねらいにつながらない発問
・内容を読み取ることを意図した発問
・気持ちばかりを問うような発問
・答えが教科書に書かれているような発問
・一問一答で広がりのない発問
・自己決定や決意表明を促すような発問
問い返しの補助発問はどうすればいい?
子どもの思考をさらに深めるために、補助的な発問を設定することも考えられるよ。
○同じような発言ばかりで話し合いが深まらないと感じるとき、どうする?
→切り返しの発問が、見方や考え方を変える突破口に。
例えば…「それはどういうこと?」「どうしてそう思うの?」
○きれいごとのような発言が出てきたとき
→切り崩しの発問が有効。ただし、崩しっぱなしにしないように、教師が道徳的価値をきちんと理解することが大切。
例えば…「本当にそうかな?」「それでもきまりを守ろうか破ってしまおうか迷うことはないかな?」
子どもの発達段階、学級の実態、教材の内容によっても発問の仕方は変わってくるよ。
※本記事は『マンガでわかる道徳 すぐできる ずっと役立つ 基礎・基本』から一部抜粋・編集しました。
『マンガでわかる道徳 すぐできる ずっと役立つ 基礎・基本』
編著:廣瀬仁郎、浅見哲也、永田繁雄
マンガ:のはらあこ
定価:1,980円(税込)
発売日:2025年8月7日
判型:A5判/144ページ
ISBN:978-4-05-802529-1
品目コード:2380252900
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