第27回東京大学教育学部附属中等教育学校公開研究会
- 日時
- 2025年11月15日(土)
8:50 ~ 16:55
- 都道府県
- 東京都
- 会場
- 東京⼤学教育学部附属中等教育学校(中野区)一部オンラインあり(14:40〜16:00の全体会のみ)
- 主な内容・テーマ
- 「カリキュラム・マネジメントの先の学校⽂化」をテーマとして、午前中は日常の学校をそのまま公開し、午後は意見交流会、シンポジウム、共同研究報告会を実施致します。
カリキュラム・マネジメントとは「全ての教職員の参加によって、教育課程の編成・実施・診断・評価・改善を通して、学校の特⾊を創り上げていく営み」であるとされています。この定義を踏まえると、学校のあるべき姿を共有することが⼤切になると思います。そこで本研究会では、参加者の皆様に授業中の⽣徒の対話に着⽬しその素朴で粘り強い学びの姿を通して 「学校はどうあるべきか」を意⾒交換する場としての研究会を企画致しました。
【授業公開】
午前中の授業公開は中学1年生から高校3年生までの全58の授業を公開します。先⼊観なく⽣徒の学びを観察いただくために、学習指導案を配付しないことといたしました。資料に⽬を通す時間を①⽣徒の対話、②素朴に考える様⼦、③粘り強く取り組む様⼦の観察の時間に充てていただき、観察いただいた⽣徒の学びの様⼦をもとに意⾒交流会や全体会、共同研究報告会で本校の学校⽂化を重層的に検討し、今後の学校教育の在り⽅を⼀緒に議論できればと考えております。
【意見交流会】
意⾒交流会は教科ごとに開催し、授業公開で観察いただいた⽣徒の学びや授業公開で疑問に感じたことを授業者と意⾒交換する場として設定いたしました。授業における⽣徒の実際をレポートいただきながら、⽣徒間や⽣徒と教師の関係性のあるべき姿や授業や学校の在り⽅について意⾒交流ができればと考えております。
【全体会】
本校の学校⽂化を⽣徒、本校教員、教育学研究者の視点から検討し、さらに参加者の皆様の多くの視点から授業とはどうあるべきか、社会の中における学校の存在意義とは何かについて検討できればと考えております。⽣徒は学校⽂化を語る上では最も⼤切な存在です。その⽣徒がどのように学校を⾒ているのか、特に授業をどのように⾒ているのかを語ってもらうことを予定しています。教師の働きかけは学校⽂化を形成する⼀要因です。⽣徒に対する教師の関わりの特徴から本校の学校⽂化を形成する要因について報告する予定です。教育学研究者には、他校との⽐較の視点で本校の学校⽂化、特に授業についてお話しいただくことを予定しています。その上で、参加者の皆様の視点を取り⼊れた形で、あるべき学校の姿を議論できたらと願っております。
【共同研究報告会】
共同研究報告会では、今年度本校教師で⽴ち上げた6つの共同研究の報告をいたします。①本校の歴史とその歴史的資料を活⽤した教材開発の在り⽅の研究、②授業中の⽣徒の発⾔をもとにある種即興で創り上げる⽣徒と教師の関係から考える授業の在り⽅に関する研究報告、 ③⽣徒が考えを授業中に伝達することに関する研究、④⽣徒の⾃律を促す授業実践と他者の存在と⾃律に関わる研究、⑤体育実技の男⼥共習・別習を話題にしながら教育の質と平等の同時追究の教師の葛藤の研究報告、⑥実際の授業の⽣徒の様⼦の事後分析から⾒える豊かな談話を⽣み出す教師の働きかけに関する研究報告の6つの研究報告となります。
①旧制東京⾼校と本校の学校アーカイブズ構築
②創発的なカリキュラムの在り⽅に関する研究
③授業における⾃⼰表現
④学習者の⾃律性を⽀える協働的な学びをしかける
⑤男⼥共習における技能・技術スキルレベルアップを⽬的とする授業の在り⽅
⑥CDFs を⽤いた教室談話分析による「協働学習」の可視化
- 参加費・申し込み方法
- 参加費無料
ご案内(https://www.hs.p.u-tokyo.ac.jp/research/seminer )
参加申込フォーム(https://forms.gle/jewt4VUdhQXEtacJ6 )
- お問い合わせ
- 東京⼤学教育学部附属中等教育学校 研究部
〒164-8654 東京都中野区南台 1 丁⽬ 15 番 1 号
E-mail:kenkyu@ss.p.u-tokyo.ac.jp