ICT実践レシピ Vol.6 児童の意欲を高め、教員の負担も軽減するICTの活用
(2023年9月28日更新)
ICT実践レシピ Vol.6
児童の意欲を高め、教員の負担も軽減するICTの活用
北海道小樽市立稲穂小学校 葉原 祥(はばら しょう) 先生
GIGAスクール構想により児童生徒1人につき1台の端末が配備されたことを受けて、すぐに授業に取り入れられるおすすめのICT活用法をお聞きしました。
学年:全学年 内容:新体力テストの取り組み
使用端末:Chromebookなど
使用ソフト:体力テストデジタル集計システム「ALPHA」
活用の手順
➀お手本動画の確認
記録の測定を行う前にALPHA(アルファ)に搭載されたお手本動画やポイントなどを確認する。
※全校放送を活用し給食の時間に放送。
②休み時間を利用して動きを試す
体育館やホールに各種目(反復横跳び、立ち幅跳び、ソフトボール投げ)の活動場所をつくり、児童に意欲を持たせる
➂記録を測定
児童が、測定結果を記録カードにメモする。
➃測定結果の入力画面に記録を入力し提出
児童は、記録カードをもとにALPHAの入力画面に入力し(低学年は教員が入力)、結果を振り返り、提出。
ポイント
- 新体力テストの結果をデジタル集計・分析できるALPHAの機能を最大限に生かし、児童に各項目についての理解や意欲を持たせることを意識して取り組みました。
- 本校では、昨年度の実施後、課題として「反復横跳び」「立ち幅跳び」「ソフトボール投げ」が挙がっていたことから、ALPHAに搭載されているお手本動画を全校放送で流しました。
- さらに休み時間を利用した「体力テストチャレンジ」の時間を設定し、体育館やホールで動画を見ながら活動できる時間を設け、各項目について「記録を伸ばすには、どのように動けばよいか」を考え、運動する時間を確保し、意欲の向上を図りました。